匿名合作3なんもわからん。

 こん虚無(Vtuber特有の固有の挨拶)新人メドレー作者の有城ジョージです。

 匿名合作2の時は考察とか書こうかと思ったんだけど作者の名前を覚えてなすぎてろくに予想を挙げられないので見送ってたんですが、3の考察記事群を見るに必ずしも作者を予想せずともここすきポイントを語るだけみたいなのもアリなのでは?ってことに気づいたため急遽雑感を述べていくよ。新人がふんわりした認識とふんわりした音感とふんわりした記憶で印象を語ってるだけなのであまりに的外れなことを言ってたら所詮は新人の戯言だなっていう気持ちでふんわりとした目線で見守ってください。

 まず、前提として有城は人の名前を覚えるのが苦手です。はっきり言ってベテラン作者やTwitterでフォローしている作者ですらどんな作風だったかを思い出せないなんていうのがザラにあります。申し訳ない。本当に。でも小学校6年かけても先生の名前を覚えずに卒業したし高校の時のクラスメイトも半分くらいは名前を覚えずに卒業したので本当に根っからそういう人なんだ。なのでコイツの記憶に残ってなかったとしても落ち込まないで欲しい。そこを理解した上で以下の考察(?)を読んでいって欲しい。

 あと基本的には予想欄とパート名は敬称略です。

 

「さくら☆いろ」

予想:わからん

 繋ぎに唐突さを感じる。重ねも個人的には成立していないように感じる。でも音色には質の良さを感じる。本来はもっとうまい人が正体を隠すっていう名目でいつもと違うことをするいい機会だから挑戦的なことをしてみようっていうコンセプトで作ったとかなら納得できる。

 

「黒ごまぷりん」

予想:わからん

 ぷりんってぷっぷかぷりんとかのあのぷりんか?かっこいいパートではあるけど短めな分ヒントが少ないのでもっと聞きたい。「きらいっぱい×すきいっぱい」からの静かめになってリズムが目立つとこの雰囲気好き。

 

「シャノンの最終機械」

予想:わからん

 言葉の力って強いからボーカルが付くと「使用音源はきりたん」っていう印象になってしまうよね。個人的にはマスピのとこのピアノのリズムが変わってるなぁと思ったんだけどこれ10色のアレンジだったりする?10色はそう何度も聞き返してはいないからあとで確認しないとなぁ……

 あと動画に関しては作った本人も想定外で驚いてて欲しい。

 

「PICO」

予想:26K

 エモい。なんかこうギターとかでエモい雰囲気出してくる作者でパッと思いついたのがあの人だったんだけどあの時期って活動してたっけ?でももしそうだと仮定すると「PICOPICO」ってことで辻褄が合うんだよなぁ……

 おだやかめでエモい雰囲気が良い。

 

「1+1+1」

予想:わからん

 リズムとキックが相まって楽しい雰囲気のパートですねぇ。こういうのって三連符って呼ぶんでいいんだよね?なんか音頭混ざってるけど。そういえば以前、シャッフルビートって要するに音頭のことだよね?みたいな話が出てたことあったな……

確かその時シャッフル好きを公言してた作者がいて……

そうシャッフルが好きって言ってたのはまるくさん!

 

じゃあこのパートなんも関係ねえじゃねえか!

 

「陰陽玉」

予想:Tato

 普段は東方使わないからこそ擬態してるのか?とかも考えたけど切り替え激しくないからそこまでたくさんの曲が出てくるわけじゃないとはいえここまで東方原曲に拘ってるなら普通に好きなんだろうなという印象。激しくなりすぎずに神秘的な雰囲気を演出していてかっこいい。

 けど予想に関しては有城、作者に詳しくないので他の人がTatoさんっぽいって言ってるの聞いてじゃあそうかもってなってしまった。自分の意見がない。

追記:「TATO」と表記してたんですが正確には「Tato」さんのようです。訂正しお詫びします。すみませんでした。

 

「懺悔のゾートロープ」

予想:????

 出たな怪人。

 一旦作者については置いておいて、ここに関しては音源の作者についてだけではなく匿名兄弟に対しても思うところがある。一つのメドレー、作品としての完成度を高めるという点では良い演出だったと思う。ただ、匿名合作という企画の一環として見るなら演出はこれが限度だったと思う。あくまでこの企画の肝は音源から作者を予想することなのでこれ以上の演出は映像側から受ける印象を強くしすぎてしまっていただろう。あのパートは目を閉じても作者の意図の伝わる完成度の高いパートであったはずだ。一視聴者として理想的な映像を作ってくれた匿名兄弟に感謝を述べると共に次回以降の映像についてはどの程度音源製作者の想定外の演出を取り入れるべきかについては吟味してもらいたい。まあ懺悔さんがこのパートについて何を思ってるのかは知らんけど。

 で、音源についてなのだが急転直下の入りから次は何が来るか分からない不安感を煽り、安易に急に大きい音を出すようなびっくりさせる方向に走らずに緊張感を保ったままじわじわと不気味さを演出し続ける構成が見事だ。脅かすのではなく怖がらせる。恐ろしいのに惹かれるような荘厳な雰囲気が素晴らしい。特に「ゆめにっき」で少しだけ明るさをだして安心感を誘った後にもう一度不安に引きずり戻して終わるのが美しい。

なんかやたら長くなってしまったがこのパート特に好きなんだ。多めに見てくれ。

 最後にFate/Zeroからキャスターの言葉を引用してこのパートの感想を終ろう。

「恐怖というものには鮮度があります。」
「怯えれば怯えるほどに、感情とは死んでいくものなのです。
 真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態――希望が絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。
 如何でしたか? 瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は……」

 

「しましま」

予想:わからん

 なんかバフがかかってるせいで「Pretender」の開放感がすごい。あの曲、原曲はサビで一気に視界が開けるような開放感が魅力だと思ってるのでここはたぶん全体構成をしたであろう銀河さんと匿名男さんの手柄もあると思う。

 ピアノがデーデッデーンデッデーみたいな独特のリズムを鳴らしてる気がする。これ好き。きしめんナイツはよく知ってる曲なのに知らん使い方されててかっこいいんだけどその次の曲との繋ぎとWATER BLUE NEW WORLDのとこの繋ぎは若干唐突に感じる?好み?

 総じて明るい雰囲気で楽しい。

 

「ロック」

予想:キットカットおいしい

 EDMって聞いた時に一番パッと出てくる作者はあの人だけどあの人の動画はそこまで何度もは聞いてない気がするので聞き返さなきゃ案件。このパートも良いけどあの人さらにもっと強かった印象なんだよなぁ?

 ところでこれは「ジャズ」の系譜ってことで良いんですかね?この調子だと次は「フュージョン」って名義でチップチューンやる人とかが現れそう。

追記:よく考えたら有城、作者名こそ意識してなかったけどニコパークはそこそこ聞き返してたわ。となるとやっぱ雰囲気違う気がする。やっぱりなんもわからん。

 

「ぽふぴー」

予想:わからん

 名前間違えられがちでかわいそう。たぶんこの人が名義考えた段階ではポプマスも未発表だったはずだしポプPではないのよ。

 で、入りが良い。本来イントロがかっこいい曲を原曲どおりのワクワク感でお出ししてくれる。シオカラ節のテープストップ?みたいなのとかもかっこいい。良い。

 

「もち」

予想:わからん

 ニセナシニセFlyerP。三曲重ねのところが若干聞こえがよくない?たぶんここ本人も普段なら三曲は多いと判断してたけどFlyerPらしさを出したいと思って三曲重ねでやってみたんじゃないかと推察する。ここの重ねはあんまり好みじゃないけどこれも個人の嗜好の問題やもしれんのでなんとも。あとめっちゃ音がいい。そっちは好み。

 

ヒペリカム

予想:わからん

 少なくともクロノマイルくんに擬態した誰かだと思う。彼が好きそうなコンテンツにまつわる曲の選曲が多い。特に「Panic!Pop'n!Picnic!」は彼に擬態する意図意外で入れるとは思えない。あの曲は彼が激推ししている曲である一方ニコニコでは関連動画の数が少ない。「デコレーション・ドリーミンッ♪」が極めて短いフレーズで採用されているのもわざとらしい。が、本人も言う通り音が違う。有城、以前から蓑虫とクロノマイルくんが同一人物であることは見抜いてたからここは自信あるよ(謎マウント)むしろこれ有城が作ったってことにならない?(参加条件を満たしてないのでならない)

 でも具体的に誰かは分からん……彼、人徳あるから彼を慕ってる人は若手〜中堅なら結構いそうかと思ったけどなんかだいぶうまいし。もうなんもわからん。

 これでクロノマイルくんなんも関係なかったら笑ってくれ。

追記:よく考えたらクロノマイルくんが「Panic!Pop'n!Picnic!」の入ったメドレー投稿したの10月だからなんも関係なかったわ。笑ってくれ(即オチ2コマ)

 ってことは派生動画数は少なくても伸びてる動画があるなら選曲するタイプの人なのかなぁ……

 

「ニセFlyerP」

予想:FlyerP

 FlyerPとは人間の脳を乗っ取ることで自己増殖をはかる情報生命体だったのだ。あくまでFlyerPを構成する本質とはFlyerPが作った音声でありその宿主は実は誰でもよかったというのが真相なのではないかと思う。情報生命体であるFlyerPは自己の複製を目的に行動する。そのためあたかもバクテリオファージが他者の細胞に自分のDNAを埋め込むことで新しいファージを作らせるかのように以前の匿名合作を通して新たな宿主の脳細胞に己の情報遺伝子、ミームを埋め込み今回の合作という機会に宿主に新しい世代の音声を複製させたのだ。パート担当者は自分がFlyerPの真似をしていると思っているかもしれないが実際は逆だ。FlyerPを作るとき、我々もまたFlyrePを作らされているのだ。この合作においては他にも何人かの感染者が見られるが特にこのパートの担当者は作風のほとんどを乗っ取られてしまったように思える。めちゃくちゃ忠実に再現できててすごいんだけど流石にもうちょっと自分の色出してっても良くない?(素)

 彼、あるいは彼女が内なるFlyerPを制御し完全に自分自身の力の一部にできることを願っている。

 

「ながいやつ」

予想:Ketoku

 まず、名前長いよ。銀河さん困っちゃうでしょ。洒落てはいるけどさ。誰も正式名称で呼んでくれないでしょ。エゴサとかどうするのよ。いや、個人的にはこういうとこに小ネタ仕込むのは嫌いではないんだけど。

 で、内容なんですが個人的には合作☆物語というよりは、はちねんどのアレのリベンジのように見えるんですよ。ごねんどのけーとくさんパートは失礼ながらコメントから推察するにはっきり言ってウケは良くなかったように思えるのであの人が長らくそのリベンジの機会を伺って牙を研いでいたのだと考えれば辻褄は合うはずなんですよね。 

 問題はこのパートの完成度がめちゃくちゃに高いのであの人ですらここまでのクオリティーを叩き出せるのか?ってなってしまうこと。あの人もうまい人だとは思うんだけど何せべらぼうに出来が良い。

 これは有城の持論なんですがこういう突飛なことをやるときはそれに見合う音楽的完成度があるべきだと思うんですね。その点有城、お前はすぐにやりたいことのために音楽的破綻を無視しだす。そういうとこだぞ。なんですがこのパートはまず音楽的に美しいものを作った上でストーリーを作りあげようとしているのを強く感じる。間奏のクオリティがそれを際立たせてますね。普通「IF」のそこをそう使うかよ?とにかくやってることが正気の沙汰ではない。「星空.flv」なんかも面白いですね。ちょっと変わったところからも選曲しつつストーリーを作り上げるためなら「オラシオン」「Affection」なんかの本来バラードかどうかは怪しい曲も取り入れていく。メロディー、コードの流れ、歌詞と曲の細かいところまでをきちんと把握している極めて高い選曲能力を持っているのを感じますね。

 わからん。

 

総評

匿名合作3なんもわからん。